HPVワクチン
当院ではHPVワクチン 9価ワクチン(シルガード9)の接種を行っています。
4価をご希望の際は別途お伝えください。ご用意させていただきます。
接種をご希望の方は、1週間前までにはお電話にてご連絡・ご予約をお願いいたします。
接種前に予診票の記載をお願いしています。また接種後約15分は院内にて待機し、様子観察させていただいていますので、診察終了1時間前には来院予約をお願いいたします。
接種時には母子手帳と保険証を持参してください。
※16歳未満の方は保護者の方の同席をおねがいしています。よろしくお願いいたします。
HPVワクチンの有効性
子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2800人が死亡しています。50歳未満の若い世代での罹患が増加傾向となっています。子宮頸がんの約95%はHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因であることが分かっています。
HPVワクチンは基本的にはワクチンに含まれるHPVタイプごとの感染に限り有効性が認められています。
- サーバリックス(2価ワクチン):
- HPV16型・18型
- ガーダシル(4価ワクチン):
- HPV16型・18型・6型・11型
- シルガード(9価ワクチン):
- HPV16型・18型・6型・11型・31型・33型・45型・52型・58型
HPVワクチン(シルガード)を接種することで子宮頸がんの約80-90%は予防可能とされています。
このワクチンは既感染者に対する治療効果は全くありませんので、HPVに感染していない初交前に接種することがもっとも重要とされています。
そのため小学校6年生から高校1年生相当の女子を対象に公費で(無料で)受けることができます。
また、2023年4月より9価HPVワクチン(シルガード)が定期予防接種として使用できるようになっています。
公費の対象でなくても自費にてHPVワクチンを接種することは可能です。
15~26歳までの女性でも10~14歳の女性の次にワクチン接種が推奨されています。(性交未経験の女性では高いワクチン効果が見込まれます。)
また、令和7年(2025年)3月までは、キャッチアップ期間となっているため、対象の方(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女子)でHPVワクチンを合計3回接種していない女性)は公費で受けることができます。
詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。
公費でHPVワクチンを接種することができます。
豊中市に住民票がある方は当院で公費によりHPVワクチンを接種することができます。
豊中市以外の池田市・箕面市・吹田市・摂津市・茨木市・豊能町・能勢町に住民票がある方も当院で公費によるワクチンをうけることができます。
またそれ以外の市に住民票がある方は、依頼書をご持参いただけましたら、住民票のある市で還付制度をうけていただきことができます。(詳細は住民票のある市へお問い合わせください。)
キャッチアップ接種対象者は今年度(2025年3月31日)までで公費負担での接種ができなくなりますので、早めに接種することをお勧めします。
対象年齢:
- ①通常の定期接種対象者(小6~高1)
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- 2012年(平成24年)4月2日生まれ~2009年(平成21年)4月1日うまれの女子
- 令和6年度の学年が小学校6年生~高校1年の女子
- ②キャッチアップ接種対象者
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- 1997年(平成9年)4月2日~2008年(平成20年)4月1日うまれの女子
- 接種期間:2025年(令和7年)3月31日まで(今年度末で終了です!!)
※シルガードを標準的に接種する場合は最短6か月間かかります。
標準的なスケジュールがとれない場合は最短4か月で接種可能ですが、早めに接種することをお勧めします。
2025年3月31日までに接種終了するためには、1回目を9月までには接種してください。